ConoHaのWindows Serverってキッチリ使えるのか?
何かと話題に上がるGMO ConoHaなのだが、Windows Serverをリリースしたというので、早速試してみることになった。正直、この手のWindows VPSは、高い割に使えないものが多いので、それほど期待しないで、軽い気持ちで試してみたわけだが、とりあえずConoHaにはアカウントを持っていたので、導入は、仮想サーバーを作るだけで、瞬時に立ち上がる。
とりあえず、こんな感じで、選んで、「追加」をクリックするだけ。
たったこれだけで、WindowsServer 2016環境が、数分後には使えるようになる。
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まあ、ここまでは、他所も同じようなものなのだが、果たして、1GB RAM + 2-Coreな仮想マシンでWindowsが動くのか?と、少し不安はあるのだが・・・。(今回は、最小構成の1GB 1800円でチャレンジした。)
インストール自体は、あっけなく終わってしまうので、今日思い立ったら、今日仮想マシンうぃ作っても、なにげに間に合うという、お手軽さである。
リモートデスクトップから、サーバーに接続してみる
ConoHaのWindowsServerは、標準で、RDP接続が提供されるので、手持ちのWindowsパソコンから、リモートデスクトップ接続したら、VPSに直接ログインして、遠隔地にあるWindowsServerが手元で使うことができる。
先ずは、上記の仮想サーバーを作ったら、IPアドレスが決まるので、そのIPアドレスに向けて、リモートデスクトップ接続をするだけである。(すべてのプログラム > アクセサリー > リモートデスクトップ接続と辿る)
リモートデスクトップ接続が起動したら、上記のような画面が出るので、「コンピュータ」と言うところに、仮想マシンのIPアドレスを入力して、接続をクリックすれば、直ぐに接続できる。
サーバー追加後、数分もあれば、ログインできる状態になった。
実際に使ってみる
前置きはこれくらいにして、動作はどうかというのが気になるところだが、RDPの動作については、かなり快適な印象で、リモートデスクトップを操作しているという、もっさりしたところがなく、比較的快適に操作することが出来た。
ここらへんの動作は、流石、WindowsServer 2016と言った感じである。
WindowsServer 2016をまともに個人導入することを考えるパーソナルユーザーは少数派だろうけど、費用面を考えると、個人利用でWindowsServer 2016というのは、かなりハードルが高いのではないだろうか。
ちなみに、提供されるWindowsServer 2016のエディションは、’’ DataCenter ’’エディションである。
まず、個人導入することはないだろうエディションと思う。
Windowsのエディションというところに、「Windows Server 2016 Datacenter」となっているのがわかると思う。
要は、限定解除版と言う意味だね。(バカ高いけどね)
もはや、ここまで来ると、個人ユースでは、対応出来ないレベルなので、WindowsServer 2016のフル機能が使いたければ、このような仮想サーバーのお世話になるのが、もっとも良い方法なのではないかと言う気がしてくる。
ここまでのところで、特に問題があったりしていないので、マジ、ほんと、WindowsServer 2016を何らかの理由で使いたいと考えているユーザーなら、とりあえず借りてしまっても良い水準なのではないだろうかと思えるほどの完成度である。
ちょこっとベンチマークをしてみた
とりあえずサーバーなのだから、通信スピードだよね。ということで、ネットワークスピードなどのテストをしてみたのだが、カタログスペック上の通信速度は
- 機器スピード :10Gbps
- Outbound : 100Mbps Inbound : 100Mbps
となっているので、100Mbpsで帯域制限のかかった値が出れば、ほぼフルスピードである。
使わせてもらったのは、ここ(Ookura SpeedTestNet)である。
誤差もある程度乗っていると思うけど、ほぼ、100Mbpsオーバーで接続できている。
次に、ストレージにSSDを採用しているのでどんなもんか?とCrystalDiskMarkヲバ走らせてみる。
なんと、シーケンシャルライトで、6.37GB/s、4kランダムR/Wでも、29.8MB/sというSSDならではの爆速となった。
起動と終了
実は、ここ、びっくりしました。
Hyper-V仕立てだから、速いと言うわけでもなく、通常のKVM仮想化のLinuxでは、たとえSSDであっても、場合によっては、起動に、1分程度かかったりするものなのだが、今回、使ってみたConoHaのWindowsServer 2016では、起動するのに、概ね10秒~15秒程度、終了に関しては、ほぼ5秒程度と高速で、再起動などの操作もほとんどストレスを感じないスピードだった。
さすが、SSDなのか、最適化が素晴らしいのか、区別は付かなかったが、これまでに借りてきたWindows VPSとは完全に一線を隔てているという印象を受けた。
ログインに関しても、ほぼ瞬時にログインできるので、ここらへんにストレスを抱えることは、殆ど無いと言う印象である。
まとめ
GMO ConoHaが、やっとWindows Serverを出してきた。と言う感じではあるのだけれど、思っていたより現在のところは、まともに動作するようで、インターネットサーバー立てるなら、Linuxだよね。だって、安いし速いしっての、正直言って、ここまでの速度が出るのなら、Windowsでも、いいかも。と思ったほど。
試してみて、これ、ヤバイかもって思った。単に試してみるつもりが、本気になり始めてるので、こんどは、WindowsServerを仮想サーバーとして所有する意義などをまともに考えてみたいと思っている。
例えば、外出用には小型で多少ショボいノーパソでも、VPSにつなげれば、最速マシン並になるのだし、AndroidをWindowsデスクトップに接続すれば、Androidが、Windowsマシンに早変わり。いつもの環境でお仕事。。
ってぇね・・
ハードウェアの進歩もさることながら、そこまでハードウェアやソフトウェアにお金をかけられないと考えるなら、サクッとVPSでWindowsと言うスタイルも今後流行ってくるのではないかという、なんか良い時代になりました。
余談だけども、GMO ConoHaの収容サーバーは東京にあるので、これを拠点として、リモートデスクトップから、AbemaTVあたりも平気で見られるので、場合によっては、下手なProxyを経由するよりは便利かもしれない。
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