なくなっちゃった Osukini Server LT

Osukini Serverが廃止される!

XENを採用する準仮想化サーバーとしてこれまで国内最安値のVPSが廃止されることになった。
少々風変わりなサーバーではあるものの、おそらく国内では最安値のOsukini Serverシリーズが廃止されることになった。

早くもなく、遅くもないが、面白いことに、Webアクセスはかなり早い部類だったので、WordPressなんかを入れて便利に運用していたのだが、今後個人向けサービスを行わない指針のようで、現在新規受付を停止している。
既存ユーザーは、契約期間満了日までは利用でき、少なくとも最短で、2014年5月末日までは使うことができるらしいが、手頃なサーバーとして、利用していただけに、ちょっとさびしい感じである。

ど うも、国内事情として、IPアドレスの付与や、バックボーンの増強といったところが多分ボトルネックとなって、共用サーバーでは、200円前後からライン ナップされている安価なサーバーも、固定IPアドレスの運用として、VPSを選択すると、概ね500円前後が最安値付近で、某所が展開している490円 サーバーも、サービス拡充はあっても、それ以下の価格では無理。最近開始されたDTIのServersmanシリーズもEntryプランが490円であ る。このEntryプランは、比較的野心的なサーバーで、1Core OpenVZ仮想化で、メモリ:1GB+vSwap:1GB、HDD容量:50GBと以前にないスペックで登場しているが、価格は、490円を下回ること は無い。
どうせなら、メモリ:512MB+vSwap:1GB、HDD:30GB程度のサーバーが、300円前後で借りられるとOsukini Serverの代替には良いのだが、上手く行かない。

複 数のサーバーを所有すると、いろんな意味でフェールオーバーできるので、最低でも、2つはあると何かと便利なのだが、DNSを個人運用しているようなユー ザーは、サーバーを3つ程度持っていないと安心できない。ただ、高価なサーバーを複数持つと、大した運用をしなくてもそれなりのコストがかかるので、固定 IPと複数のサーバーであれば、多少スペックを落としても、所有するメリットが有る。仕方がないからと、国外のサーバーを選びたいところだが、こちらの方 は、回線が遠すぎて充分なスピードが出ない。

そんなことから、近いところに速いサーバーを複数欲しいわけなのだが、安くなったとは言え、まだまだ高価なのが実情で、そんなわけで、Osukini Serverが無くなるのは寂しい。
やはり、KVMなどの完全仮想化サーバーが良いので、同価格帯であれば、OpenVZよりもKVMを選びたいのだが、情勢的に、長続きしない。
以前に専用サーバーを数万円で借りていた頃のことを考えれば充分メリットがあるのだが、勉強代としては些か高価な感じがするのである。