データベースの準備
# mysql -u root -p
Enter password:
-- 中略 --
mysql> create database user01_wp character set utf8;
Query OK, 1 row affected (0.00 sec)
一般ユーザーを作る
user01_*というワイルドカードのデータベースへのアクセスを許可するuser01というユーザーを作る。
CREATE USER 'user01'@'localhost' IDENTIFIED WITH mysql_native_password;
GRANT USAGE ON *.* TO 'user01'@'localhost';
SET PASSWORD FOR 'user01'@'localhost' = password('new-password');
GRANT ALL PRIVILEGES ON `user01\_%`.* TO 'user01'@'localhost';
これで、user01が、user01_wpへのアクセスが可能になる。
他のアドレスからのrootユーザーを許可するには
CREATE USER 'root'@'xxx.xxx.xxx.xxx' IDENTIFIED WITH mysql_native_password;
GRANT USAGE ON *.* TO 'root'@'xxx.xxx.xxx.xxx';
SET PASSWORD FOR 'root'@'xxx.xxx.xxx.xxx' = password('password');
GRANT ALL PRIVILEGES ON *.* TO 'root'@'xxx.xxx.xxx.xxx'WITH GRANT OPTION MAX_QUERIES_PER_HOUR 0 MAX_CONNECTIONS_PER_HOUR 0 MAX_UPDATES_PER_HOUR 0 MAX_USER_CONNECTIONS 0;
GRANT ALLとすると管理者権限とすることができる
他のサーバー上で、phpMyAdminから、rootにアクセスする場合rootを追加する。
WordPressの最新版をインストール
最新のWordPressをダウンロードして/var/www/htmlへ配置する
# cd /var/www/html
# wget -O - 'http://ja.wordpress.org/latest-ja.tar.gz' |tar zxf -
これで、wordpressというディレクトリ内に最新版のWordPressが展開される。
このままでも良いが、html直下に移動しておく。
# cd /vae/www/html/wordpress
# mv * ../
# cd ../
# rmdir wordpress
/etc/php.d/10-opcache.ini
; Determines if Zend OPCache is enabled
opcache.enable=1
; Determines if Zend OPCache is enabled for the CLI version of PHP
;opcache.enable_cli=0
opcache.enable_cli=1
; The OPcache shared memory storage size.
opcache.memory_consumption=48
;ここは最初128担っているので、最低限16MBとなるが速度を考慮して48MBとしておく
; The amount of memory for interned strings in Mbytes.
opcache.interned_strings_buffer=8
/etc/php.d/40-apcu.ini
; This can be set to 0 to disable APCu
apc.enabled=1
; Setting this enables APCu for the CLI version of PHP
; (Mostly for testing and debugging).
;apc.enable_cli=0
apc.enable_cli=1
; Sets the path to text files containing caches to load from disk upon
; initialization of APCu. preload_path should be a directory where each
; file follows $key.data where $key should be used as the entry name
; and the contents of the file contains serialized data to use as the value
; of the entry.
;apc.preload_path=
; The size of each shared memory segment, with M/G suffixe
;apc.shm_size=32M
apc.shm_size=32M
;ここの値も、明示的に、32MBとしておく
Serversman@VPS Petitを快適に使う方法
Serversman@VPS Petitは、シリーズ最安値のOpenVZ系の仮想化VPSである。選択できるディストリビューションはCentOS 7のみであり、パッケージ名は”PRセット”となっている。
おそらく、本シリーズの意図は、お試しなのだろうと思われる。お試しなので、すべての機能が過不足なく動作してしまうと、上位プランへ移行しにくくなるので、あえて、ストレージ容量を、大幅に削減し、Entry Planの50GBに対し、それの、10分の1の5GBでの設定となっている。
但し、標準構成で、IPv4/IPv6のアドレスが一つずつ付与させるので、使い方次第では便利に使える可能性も出てくる。こんなPetit planなのだが、唯一、現時点では、yum upfdateが完結しないなど、OpenVZとCentOS7の相性問題が解決されなままに状態なので、yum install周辺の操作は、壊滅的で、その根幹であるinitsctiptsの依存関係を解決しない限り、まともにつかうことができない。
今回は、これではあまりにも、不都合か多いから、メモリー上の不足を補いつつ、とりあえず動作するところまでを解説する。
exclude initscriptsの無効化
/etc/yum.conf exclude initscriots* <--これをコメントアウトしておく #exclude initscriots*
これで、yum updateが音大なく終了するようになり、yum iinstall epel-releaseも問題なく動作するようになる。
LAMPP周りの整備
CentOS7なので黙っていると、MariaDBが標準でインストールされるので、今回は、MySQLdのCommunity Editionをyumからインストールし、InnoDBをマスクして、MyISAMで動作させメモリーを節約する。
この三点セットの追加インストールを行えば、Entry Plan契約時のBLOGセット相当の動作となる。
まずは、何もないところから、WordPressを最小限で走らすための設定。
以上の操作で、MySQL DBまでのインストールが終了しましたので、その確認を行います
ここでは、まだ、MySQLdは走らせません。
必要に応じて、InnoDBを無効化したい場合には、この時点で/etc/my.cnfを編集して、以下を追記しておきます。
後からだと、InnoDBテーブルが出来てしまうので、面倒です。
この段階で、MySQLdを走らせることが可能なので、初期パスワードなどの設定をします。
とりあえず、WordPressの走行環境までをざっとインストールしてしまいましょう。
ここまでの操作で、必要な物は全て整いました。
とりあえず、Apacheを起動して、アクセス可能かどうかを確かめておきます。
自分のサーバーにhttp://domain.name/とした時に、Apacheの初期画面が表示されればOKです。
それでは、いよいよ、WordPressをインストールします。
WordPressの最新版をインストール
インストールは、これで、完了しているので、後は、http://domainName.tld/ などとしてアクセスすれば、WordPressのインストール画面へと遷移する。
ここで設定するのは、先のuser01_wpへ、user01でアクセス出来るようにする。
データベース名:user01_wp
ユーザー名:user01
パスワード:new-password
データベースホスト名:localhost
テーブル接頭辞:wp_
後は適宜に。
最短コースのつもりで、仕上げてみたつもりなのだが、なんとなく、まだまだ、やることが多すぎる感があるが、上から順に実施していけば、そこそこ最新のWordPress環境が整うハズ。
後は、ここでは触れないが、php-opcache,php-apcuあたりをインストールしたり、必要に応じてphpMyAdminあたりをインストールすれば、より快適になる。
メモリーの微量性
メインメモリーが256MBと少ないので、できる限りメモリーを節約する設定を施しておく。
Apache周りのLoadModuleを削減して良いが、最も効くところを以下のように設定しておく。
これで、初回動作時に、メモリースワップが発生しない程度のメモリー負荷にすることができるハズ。
こういう情報を公開しないのは、やはりPetit Planはお試し的な位置づけにあるためなのだろうけど、全く使えないんじゃ仕方ないので、とりあえず使えるようにしてみたよという訳。
ひと手間かかるので、Entry PlanかStandard Planを借りて、BLOGセットやエンジニアリングセットをインストールしたほうが、楽かな?